ガソリン税などの暫定税率維持を含む税制関連法案は4月1日までに成立せず、午前0時で失効した。 これに伴い、全国のガソリンスタンド(GS)で大幅な値下げも始まる見通しとなったが、高い税率で仕入れた在庫の取り扱いもあり、ライバル店の価格動向を直前までうかがうなど、各地のスタンドで複雑な思惑が交錯する。国会で始まったガソリン税を巡る混乱は、新たな価格競争に発展することになった。 失効に伴い、ガソリン税は1リットルあたり25・1円、軽油引取税も17・1円安くなった。石油元売り各社は1日からガソリンの卸価格を大幅に値下げし、中には「25円値下げ」を掲げる店が出てくる見通しだ。
店頭に残っている3月出荷分の在庫には、暫定税率が課せられており、値下げすれば、損失を被る。しかし、近隣の店が赤字覚悟で値下げすれば、先の週末に買い控えた客を値下げ店に奪われ、閑古鳥が鳴く事態になるのは必至。このため、激戦区を中心に赤字覚悟の前倒し値下げが広がるとみられている。 元売り各社も、品切れという最悪の事態を防ぐため、タンクローリーの配送体制など準備に追われた。 各社では、1日以降の配送については、これまでの巡回配送から事前に申し込みを受け付ける方式に変更。1日分については、3月28~29日に締め切ったが、ジャパンエナジーでは配送能力の1・6倍、出光興産でも1・3倍の注文が殺到しているという。 各社とも運転手を2~3割増員するなど対応を取っているが、1台で配送できるGSには限界があり、「配送しきれない可能性もある」(出光)と不安をぬぐえないでいる。 2日の配送についても3月31日に申し込みを締め切り、当面は、事前の申し込み形式を続ける考えだ。 ただ、値下げ後の需要については、各社とも予想しきれていない。期限切れを控えた先の週末には買い控えで、「販売量が全国的に大幅に減少した」(大手元売り)という。1リットル当たり25円下がると、平均的な自動車のタンク容量の40リットルを満タンにした場合、1000円も安くなるだけに、ほとんど空にしたままで値下げを待っているドライーバーは多い。
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